Book Select 本を選び、本に選ばれる

読んだ本にまつわる話を書き綴っていくことにしました。マンガが大半を占めていますが小説も好き。マンガはコミックで読む派。本は買って読む派なので常にお金と収納が足りません。例年1000冊以上コミック読んでます。ちなみに当ブログのアフィリエイト収入は良い時で月1000円くらいです(笑)収入はすべて本の購入に充てられます。

ファッションがまだ力を持っていた時代を思う。 久保京子/私たちはこんな服を着てきた

ファッションモデル、女優、最近は商品企画まで手がける久保京子のエッセイ。
自分がどんな服を着ていたかを、当時の思い出を振り返りながら語り、
80年代、90年代のファッションを概観していくような構成。

わたしたちは、こんな服を着てきた 〜久保京子の大人のおしゃれブック

わたしたちは、こんな服を着てきた 〜久保京子の大人のおしゃれブック

所々、当時の時代の空気感を感じさせる部分があるのだけど、
特に気になったのがこの記述。

渋谷パルコがオープンして、月賦百貨店の丸井が「DCブランド」を扱うようになって、一気に若い一般の女性たちの間にもおしゃれが広がっていきました。
なにしろ、一〇回払いで、憧れの「DCブランド」の服の上下や、靴や小物がいっしょに買えるようになったわけですから。
月賦やローンはちょっと暗いイメージだけれど、「クレジット」となると、なんとなく明るいイメージがしました。
ちなみに、丸井が最初に「クレジットカード」という名称を使いはじめたそうです。
ほかの若い人だちと同様、丸井の「赤いカード」はわたしにとっても、強ーい味方でした。
P.68

丸井=月賦百貨店、月賦ができる百貨店という意味なのか。
分割で高級品が買える存在として認識されていたことや、
月賦やローンに対する「クレジット」というワードの新鮮さがあったことがよくわかる。
その後もしばらくは「赤いカード」は丸井の象徴であり続けたはずなのだけど、
今となっては若者が赤いカードで背伸びして月賦で服を買うなんて、
ありえない時代になってしまったなぁ。

まぁファッション自体の重要性が低下し、価格が崩壊。
大量生産の粗悪品に駆逐されたというか、
業界あげて価格競争にのってしまったというか・・・。

それぞれのブランドが、自分の価値を自ら壊していったようにも思えるが、
今となってはせんないことではある。

思えば、ファッションに興味を持ったきっかけは、
鷲田清一の幾つかの著作だった。

皮膚へ―傷つきやすさについて

皮膚へ―傷つきやすさについて

そこからより具体的な各ブランドの知識としては、
この本が非常に面白かったな。

ファッション・ブランド・ベスト101

ファッション・ブランド・ベスト101

どちらも読み継がれるべき本だと思うけど、
手に入りづらくなっているものもあるんだなぁ。

わたしたちは、こんな服を着てきた 〜久保京子の大人のおしゃれブック

わたしたちは、こんな服を着てきた 〜久保京子の大人のおしゃれブック