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読んだ本にまつわる話を書き綴っていくことにしました

本も出版業界もトマソンみたいなもんだよ、なんて思ったり。 とりみき/トマソンの罠

とりみき、最近あまり名前を見ないけれど、
サブカル臭のする多才な漫画家のイメージ。

まぁ、勝手なイメージなのだけど、
アマゾンで出てくる書影を眺めていると、
いろんな作風がありそう。。

トマソンの罠 (LEGEND ARCHIVES―COMICS)

トマソンの罠 (LEGEND ARCHIVES―COMICS)

でも、基本的にはSFでサブカルでシュールっていう
大雑把な把握で大きくずれてはいないと思う。

この本はチクマ秀版社というマイナーな出版社が出した
LEGEND ARCHIVESというシリーズで、
とりあえず3冊出たうちの1冊。

トマソン赤瀬川源平超芸術トマソンのこと。
80年代サブカルチャーの香り。

超芸術トマソン (ちくま文庫)

超芸術トマソン (ちくま文庫)

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この作品自体もトマソンみたいなもん、とかいうと怒られるかもしれないけど、
そもそもほとんどの人間にとって、世の中に無数ある作品1つ1つの存在意義なんて
無いようなものな訳で、作品はすべからくトマソン的な存在なんだよな。

ただ、そんな無用の長物なはずの作品達から強烈に影響を受ける人もいる。
作品にはそういう力があるよね。

でもそれ自体はとてもパーソナルな体験で、必ずしも再現性があるわけじゃない。
だから本の価値ってとても難しい。
商業的な成功とは必ずしも一致しない。
売れなくても誰かの人生を変える本というのはあるわけだ。
でもその本は大多数の人にとってはどうでもいい本だったりする。

なんでこんなこと考えてるのか良くわからないけど、
とりあえずトマソンなのだよ。

本も、出版業界も。


トマソンの罠 (LEGEND ARCHIVES―COMICS)

トマソンの罠 (LEGEND ARCHIVES―COMICS)