Book Select 本を選び、本に選ばれる

読んだ本にまつわる話を書き綴っていくことにしました。マンガが大半を占めていますが小説も好き。マンガはコミックで読む派。本は買って読む派なので常にお金と収納が足りません。例年1000冊以上コミック読んでます。ちなみに当ブログのアフィリエイト収入は昔は1000円くらいいった時もあったけど、今では月200円くらいです(笑)みんなあんまりマンガは買わないんだなぁ。。収入があった場合はすべて本の購入に充てられます。

今や昭和のラブホテルは文化遺産だ! 金益見/日本昭和ラブホテル大全&ラブホテル進化論

昭和のラブホテルはちょっとアホじゃないかというくらい
非日常で大掛かりな設備があったのだけど、今や法的にもそういったラブホテルは作れないらしく、
昭和のラブホは歴史的な文化遺産といっても過言ではない。

そういったラブホテルを写真に収め、記録したのが『日本昭和ラブホテル大全』だ。
そしてそういったラブホテルが生まれた歴史を丁寧に追ったのが『ラブホテル進化論』で、
両方合わせて読むとすこぶる面白い。

ラブホテル進化論 (文春新書)

ラブホテル進化論 (文春新書)

「ラブホ界のウォルト・ディズニー」=亜美伊 新

そもそも昭和のド派手な回転ベッドで鏡ばり、みたいなラブホは現行法では作れないらしい。
となると、残されたものを慈しむしかないということ。

乗り物ベッドなど数々の奇抜なデザインを生み出した
「ラブホ界のウォルト・ディズニー」という異名をもつデザイナー亜美伊 新の存在も本書を読んで初めて知った。

そもそもこの異名、凄すぎない?

「ラブホ界のウォルト・ディズニー」ってパンチ効きすぎだよね。
そんな亜美伊 新さんのオフィシャルサイトはこちら。
(ごく一部の作品が見られます)

www.ami-shin.com

正式な作品集とか出した方がいいと思うよ、ほんと。

かなり儲かる商売として広がった

1日に何回転もする訳で、やってみたら超儲かったって感じらしい。
それで儲かるからやってみない?みたいに一気に広がっていった模様。

経営者としては現金管理が悩みの種だったらしいけど、
部屋で払えるキャッシュディスペンサーが開発されてその悩みも解決されたとかいう
エピソードも非常に面白い。
それまでは来客数のエビデンスもない訳で、従業員がピンハネし放題だったってこと。
それでも儲かったってんだからすごい。


ラブホテル進化論 (文春新書)

ラブホテル進化論 (文春新書)