2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧
筒井康隆の処女長編。 作家のシニカルな魅力がちゃんと詰まってる。 やっぱり処女作って作家性が色濃く出てくるんだな。で、本作は誰もがテレビに夢中な世界。 テレビに出ることを夢見ていて、テレビに振り回されている。 街の至る所にカメラが仕込まれてい…
ずっと気になってたけど、読んでなかった。 テニスとかやってないし、別にいいかなって。 でも腐女子が騒ぐ名作、何が彼女たちを腐らせたのか、とか興味は惹かれる・・・。 というわけで、休みを利用して一気読み。テニスの王子様 1 (ジャンプコミックスDIGI…
書店で見かけて気になったのでジャケ買い。バロン・サツマってなんじゃらほい?? 蕩尽王って??ていうか蕩尽ていう言葉今日びなかなか目にしない。20世紀初頭のパリ社交界を風靡した日本人。 26歳でレジオン・ド・ヌール・シュバリエを叙勲。 パリに日本館…
高橋留美子といえば、小学館の大御所。 あだち充か高橋留美子かっていうくらい、 パッと見て誰の絵かわかる人。で、連載も結構長く続く。 でも、いまいちちゃんと読んでない。だから、『犬夜叉』読んでみようと思ったわけ。犬夜叉 (1) (少年サンデーコミック…
マンガというと、低俗な読み物のように思われている節があるが、 物語としては小説や文学に負けず劣らず素晴らしい作品は沢山ある。妙な自己啓発本や、安っぽいビジネス書なんかよりも 有意義なものは多く、今やそういったマンガの作品が30代ビジネスマンの…
中世から現代までのちょっとくだらない三面記事を膨大に収集、 当時のイラスト等とともに紹介する変な本。まぁアマゾンのレビューは最低だけど、読む人を選ぶ変な本であることは確か。 ネタが三面記事の割には文章が固いから読みづらいのは確かなんだけど、 …
乃木坂太郎の『医龍』を一気読みした。 ほんと、一気読み。嫁が面白いって言ってましたよ。 でもね、まぁ別にいいやくらいに思ってたんだけど。この前『幽麗塔』を読んで、面白かったもんだから、 同じ作者の作品が気になっちゃったわけだ。で、読んでみたら…
『ごくせん』描いてた森本梢子の新作。なんか森本梢子って『ごくせん』のイメージが強すぎて これまで知ってはいたけど、全然読んでなかった。『ごくせん』もなんかドラマでやってるなー、くらいで ちゃんと原作読んだことなかったのだが・・・そんな自分を…
古くは『三国志』から脈々と連なるヒットジャンル。 それが歴史マンガ。その歴史マンガの系譜に連なる、2015年最大の注目作がこれ。題材は、なんと元寇。 日本史の授業で聞いて以来、久方ぶりにその言葉を目にしましたっていうくらい お久しぶりの元寇がテー…
飲み屋で女の子が最近読んで面白かった漫画って言ってたので妙に気になった後に、 また別のところでこの作品を進める話を耳にした。立て続けに聞くのもなんかの縁かと思って買ってみたのだけど、 これが結構、面白い。特に、何かと安っぽい社会正義を振りか…