Book Select 本を選び、本に選ばれる

読んだ本にまつわる話を書き綴っていくことにしました。マンガが大半を占めていますが小説も好き。マンガはコミックで読む派。本は買って読む派なので常にお金と収納が足りません。例年1000冊以上コミック読んでます。ちなみに当ブログのアフィリエイト収入は昔は1000円くらいいった時もあったけど、今では月200円くらいです(笑)みんなあんまりマンガは買わないんだなぁ。。収入があった場合はすべて本の購入に充てられます。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

作物を育てることとクローンを育てること。 小川一水/天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河

謎の知的生命ノルルスカインの謎に迫る第5部。 ノルルスカインの話と交互に未来の農家の話が語られる。天冥の標? 羊と猿と百掬の銀河作者: 小川一水出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/03/29メディア: Kindle版この商品を含むブログ (4件) を見る海賊稼…

イラスト可愛い、あとピックアップする作品や監督に意外性があったな。 アダム・オールサッチ・ボードマン/イラストでわかる映画の歴史

映画の歴史はまだ100年そこそこなんだけど、 その100年で凄まじい技術的な進化を遂げている。その映画の歴史を軽く概観するのが本書。 本書の魅力は、ポップなイラスト。単純にいい感じのイラストが気に入って買った本。イラストでわかる映画の歴史 いちばん…

アンドロイドの自我、アイデンティティといったテーマを官能小説の皮で包んだような仕上がり。 小川一水/天冥の標 Ⅳ 機械じかけの子息たち

第四部はLoversたちの物語。ラゴスはいかにしてラゴスになったかというこれまた Loversの原形が成立する所の物語なんだけど、 最後までラゴスは脇役、のように見えて最後はやっぱりラゴスの物語なんだよね。天冥の標? 機械じかけの子息たち作者: 小川一水出…

第三部は少年の成長物語でもある。 小川一水/天冥の標 Ⅲ アウレーリア一統

第一部で出てきたアンチヨークス=海の一統のご先祖様のお話。救世群に続き、アンチヨークスの先祖の物語はこれまた第一部の伏線に そっと触れながら進んでいく。天冥の標? アウレーリア一統作者: 小川一水出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/02/27メデ…

第1部で提示された謎が現代の日本を舞台に徐々に解きほぐされていく! 小川一水/天冥の標 Ⅱ 救世群

舞台は未来の植民星から一転、現代の日本へ! 未来のどこかの物語から、ぐっと現実感が増してくる。天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)作者: 小川一水出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/03/05メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 78回この商品を含むブ…

これ、間違いなく面白いから一気に読むの確定!! 小川一水/天冥の標 メニー・メニー・シープ

小川一水さんの天冥の標が10年の時を経て完結したらしい。 としたり顔で語っているが、小川一水さんのことも、 天冥の標のことも知ったのはごく最近だ。twitterで流れてきた小川さんの選評が素晴らしいという話が気になり、 選評読んだら素晴らしかったので…

人間の弱さや傲慢さを滑稽に描く寓話たち ヴォルテール/ミクロメガス バベルの図書館

バベルの図書館はボルヘスが世界中の物語を編んだアンソロジー。 旧バージョンは全30巻で、1冊1冊が函入りというこだわりの装丁。 大人になって小銭稼ぐようになったので、学生の頃欲しかったこのシリーズを大人買いしてみた。ヴォルテール―ミクロメガス (…

ロードス島戦記とグランクレスト戦記、新旧両作の共通点に思いを馳せる。 水野良/グランクレスト戦記

水野良さんデビュー30周年を迎えていた模様。 そして誰もが?知ってる日本のファンタジー小説の元祖的な 『ロードス島戦記』の著者である。30~40代の人には懐かしい思い出となっているはず。 ロードス島の新作も書き下ろしていると聞き、 25年ぶりに再読し…