アスペルガーの男性(無職)がプロの父親として専業主夫する話。
妻は出版社勤めでまともな時間には帰ってこない人。
最初は主人公がアスペルガーである必要あるんかな、と思ったけれど、
この設定の方が育児のままならなさとか、社会と切り離された感じとかが
より鮮明に描けるから良い設定だと思った。

- 作者: 逢坂みえこ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/04/23
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- 発売日: 2011/11/22
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アスペルガーというフィルターを通して、
時折ロジカルに語られる男目線の育児は、意外と男性に受け入れられやすい気がする。
少なくとも自分はあまり違和感なく読めた。
子どものことが大好きで、家事も育児もこなす男性を引っ張ってきて
これがイクメンです、見習いなさいとやられても
まったく共感できないんだよな・・・。
その点、この作品は育児に愛が必要かと問う男性に対して、そんなものはいらん、と。
「愛があって子育てしないのよりも、愛がなくても子育てする」方が
良いというのは確かに納得。
何もしないのは良くないね。
大体、子どもを溺愛する人の気持ちが全然わからない。
可愛いか、可愛くないかと言われれば可愛いけれど、所詮可愛い他人って感じ。
迷うこと無く溺愛している父親を観ると、不思議な気分になる。
可愛くないわけではないのだけど、なんか質が違うんだよなぁ。
まぁ、それでも、溺愛度合いは育児とは関係ないって話なので、
なるべく仲良く楽しく過ごしていきたい。
本や映画が好きな子どもになると良いな。

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