Book Select 本を選び、本に選ばれる

読んだ本にまつわる話を書き綴っていくことにしました。マンガが大半を占めていますが小説も好き。マンガはコミックで読む派。本は買って読む派なので常にお金と収納が足りません。例年1000冊以上コミック読んでます。ちなみに当ブログのアフィリエイト収入は昔は1000円くらいいった時もあったけど、今では月200円くらいです(笑)みんなあんまりマンガは買わないんだなぁ。。収入があった場合はすべて本の購入に充てられます。

プロレス見たことない初心者でも本としてはおもろい。 原田久仁信・梶原一騎 /プロレススーパースター列伝

プロレスには全く興味がなかったのだけど、
ここにきて、にわかに関心が。

なんというあの演出という名のやらせというか、
そんなアホなとツッコミを入れたくなるような世界観。

スターレスラー、一人一人のエピソードもツッコミどころ満載で、
なんというかこの壮大な作り物の世界が実は楽しいんじゃないかと思い始めてきた次第。

で、出会ったのがこの本。

梶原一騎が原作で、昭和のスーパースターレスラーのエピソードを取材し漫画にしたものなのだけど、
これがまぁなんとも香ばしい面白さ。
どんだけ人間離れした怪人なんだっていうエピソードが目白押しかと思えば、
苦労話、人情話も出てくるのだが、往々にして大袈裟だし、
梶原一騎的男臭い価値観がストレートに出ていて、それも面白い。

苦労話なんかでいうと、例えばこんなの?

f:id:digima:20161030003241p:plain

涙でパンを食ったことのあるやつしか、ってくだりとか実に男臭いフレーズでおもろい。

他にもこの漫画の特徴としては、猪木コラムがあること!
例えば下の見開きの右上のコマがその猪木コラム。

f:id:digima:20161030003126p:plain

猪木が自分とその選手の思い出を語るコーナーなのだが、
基本猪木は猪木凄いをベースにしながら話す。
まぁ、凄いんだろうけど、その上から目線も結構ツボ。

というわけで、今更だけど、昭和のプロレスが見たくなった今日この頃。
昔、燃えろ!新日本プロレスっていう分冊百科あったよなぁ。
あれなんかが入門にはちょうど良いような気がしてるんだけど。。
オークション漁ってみようかしら。