ラノベってほとんど読んだことなかったんだけど、
この本は前から気になってた。
想定がいわゆるラノベと全然違う重苦しい雰囲気だし、
1冊あたりの分厚さがすごくて、書店の棚に並んでるさまが圧巻だったから。
で、いつか読もうと思ってたのを息抜きがわりに読み出したって感じ。
そしたらこれがすこぶる面白い!
- 作者: 丸山くがね
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2017/12/01
- メディア: Kindle版
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アニメ化もされている人気作品らしいから、
そちらで楽しんだ方がお手軽なのかもしれないけれど、
僕は活字が大好きなので本で楽しむ。
物語はしがないサラリーマンが、昔ハマったネトゲのサービス終了日に
久しぶりにログイン、思い出に浸ってたんだけど、
終了時刻が来てもゲームが終わらない。
なぜ?と思っているうちにゲームの中に転生していて・・・というお話。
ゲーム内での自分は絶対的な力を持った君主であり、
NPC(ノンプレイヤーキャラクター)たちは絶対の忠誠を誓ってくる。
その絶対的な存在として振る舞わざるを得ない苦悩、
部下のマネジメントをまるで現実世界の感覚で考え悩む様子が、読んでいて楽しい。
絶対的な知性を持っていると思われているから、
いかがいたしましょうって聞かれてなんとなく言ったことがなるほど、さすが、とかなっちゃう。
なるべく部下に発言させようとするんだけど、誤魔化しきれず、
本当はどうしたらいいのかもわからずに行動する羽目になったり・・・。
この困った状況を回避しようと誤魔化そうとするんだけど、
かえってまた困った状況になってしまうみたいな連鎖。
これって面白さの1つの型だよね。
そして戦えば圧倒的に強い。
この圧倒的に強いというのも自分が好きなポイント。
RPGとかでも圧倒的な強さでラスボスを蹂躙するのとかスカッとするタイプ。
なのでたった一人の力で一国の軍を蹂躙するのとかなんかワクワクしちゃうんだよなー。
そしてもれなくなんかRPGやりたくなって来ちゃった。。。
- 作者: 丸山くがね
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