北条司の怪盗3姉妹ではなくて、
英国のミステリ、往年の名作らしい。
科学者であるソーンダイク博士が謎を解き明かして行くのだけど、
途中、冒険小説っぽくもなる。
敵地で毒殺されそうになったり、危機一髪な感じ。
自分たちが回避した罠に敵がハマって死ぬシーンで、
主人公が偽善的に助けなくちゃみたいなこと言いだすんだけど、
それに対してものすごく冷静かつ冷めた感じで接するソーンダイク博士はとても良い。
とりあえず印象に残ったのはそこだな。
あ、あとなんか男が女装して襲ってきたりするんだけど、
想像するとものすごくグロテスクというか、
多分一目見たら男ってわかるだろ、それ!っていうシチュエーションなので、
めちゃツッコミたい気分になりました。

- 作者:フリーマン,R.オースティン
- 発売日: 2019/01/10
- メディア: 文庫