2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧
沙村広明が描く青春モラトリアム漫画。 美大生達のもやもやした青春の具を全部詰め込んで闇鍋にしたような漫画。沙村広明自身、美大生だったから、まぁこんなような 青春時代を送っていたのかも?おひっこし作者: 沙村広明出版社/メーカー: 講談社発売日: 20…
いくえみ綾は自分がその当時好きだった男に似せて描くそうで、 この時期は奥田民生なんだな、ということが良くわかる。マンガ読む人の間ではとても世評が高いけど、 イマイチ触手が伸びずに来たのが「いくえみ 綾」だった。I LOVE HER 1~最新巻(マーガレット…
ドラマ『半沢直樹』の大ヒットで一躍超有名作家になった池井戸潤。 でも彼はなるべくしてなったと言うか、昔からいろんな業界をテーマにした 面白い小説をたくさん書いている。『鉄の骨』は建設業界を舞台に談合問題を取り上げた小説。鉄の骨作者: 池井戸潤…
『嘘喰い』と平行して連載されていたもうひとつの嘘つきマンガがついに完結。 途中、映画になったりして話題にもなったけど、 要するにロジックと心理戦で人を騙すギャンブルマンガ。窮地に陥るものの大逆転、一体なぜ!?の種明かしがされるから、 そこが一…
リクルートに請われて書いたものらしいけど、 リクルートの担当はもっと前衛的な物を書いてほしいとか、 言いたいこと言ってたらしく、辟易したみたいな話があとがきに書いてあった。サラリーマンを主人公にした、ナンセンスで皮肉な短編が5本。主人公は更利…
相撲を題材にした奇妙なマンガ。 勢いだけはフルバーストの名に恥じない展開。五大湖フルバースト 大相撲SF超伝奇 上 (シリウスKC)作者: 西野マルタ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/02/09メディア: コミック購入: 8人 クリック: 78回この商品を含むブロ…
『筒井康隆コレクション』の2巻に収録されていて読んだのだけど、 「霊長類、南へ」とはまた違った雰囲気。荒唐無稽でナンセンスなSFって感じ。 でもそう書くと、「霊長類、南へ」も荒唐無稽でナンセンスなSFのはずで、 結局同じじゃないかとなるのだけ…
超一級のエンタテイメントSF&ファンタジー作家,田中芳樹。 『銀河英雄伝説』と並ぶ彼の代表作が『アルスラーン戦記』なのだけど、 何とこちら、まだ完結していなかったというのが驚き。構想では全16巻、で、今は14巻まで刊行されているみたい。でも最新1…
現在刊行中の『筒井康隆コレクション』の2巻の表題作。 いわゆる「世界の終わり」がテーマで、 筒井康隆自身、このテーマには強い関心があった模様。 作家は一度このテーマで書いてみるべきだとすら言っていた。筒井康隆コレクションII 霊長類 南へ作者: 筒…
アニメの放映は95年~96年、まさに一世を風靡した傑作のコミカライズがついに完結。 舞台となっている時代が2015年という事実に時の流れを感じる。あの時感じた20年後の未来に、実は今生きている。 なんとかセカンド・インパクトは起こらずに済んでいるし、 …
タイトルと表紙が気になって買ってしまった。 で、短編集で4作品ほど収録されているけれど、 表題作は本当にデブを捨てに行く話だった!!!これが初めて読んだ作品だけど、そこそこ話題の作家さんっぽい。 まぁ、メジャーではないと思うけど・・・。久しぶ…
マンガ雑誌のモーニングに連載されていたコラムを1冊にまとめた本。 イラストを榎本俊二が担当っていう不思議な魅力の組み合わせ。連載時に何度か読んだことがあって、面白かった記憶があったので、 単行本化された際に買っといた。 本谷有希子は才能あふれ…
ロリ系の萌え絵っぽい表紙で敬遠してたけど、 意外と内容は固いらしいと聞いて読んでみた。GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガーガール) コミック 全15巻完結セット (電撃コミックス)作者: 相田裕出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2012/12/29メディア: …
将軍の生活、と言われるとなんか興味をかき立てられる。 一体どんな生活だったんだろう?? 歴史小説や時代劇でも、彼らの日常は描かれない訳で・・・。本書は将軍の生活に関する話の他にも、 皇室と公卿の話や、当時の村という感覚が、 ローマ法的な考え方…