ポプラ社のルパン全集第2巻。
怪盗ルパンが初めて登場した作品らしい。
「金髪で、右腕に傷あとがあり、変名の頭文字はR。怪盗ルパンが紛れこんでいるという知らせをうけた豪華客船の乗客たちは騒然となり…。怪盗紳士アルセーヌ・ルパンが初めて登場した作品。」
とのこと。
下船時に見事捕まってしまうのだが、
彼は囚われの身のまま、盗みをやってのける。
なんか惚れっぽいというか、人間臭さも感じたのでした。
作者のルブラン自身も、その後彼の活躍を語り継いでいく語り部として登場する。
つまりルパンの物語は実在する世界で、実在する作家が、
読者にお伝えしている体裁なのだね。
はてさて、このシリーズ全体像はどうなってるんだっけってのが気になってきた。