ロリ系の萌え絵っぽい表紙で敬遠してたけど、
意外と内容は固いらしいと聞いて読んでみた。
GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガーガール) コミック 全15巻完結セット (電撃コミックス)
- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2012/12/29
- メディア: コミック
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- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2002/11
- メディア: コミック
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舞台はイタリア。
本来であれば死んでいたであろう少女達を
義体化し、記憶も操作した上で、対テロ組織の戦力として活用している。
組織は表向きは社会福祉公社として活動しているんだけど、
裏の顔は知られてない。
少女達は社会福祉公社の職員と1対1でチームを組む。
そしてこのマンガは派手なアクションとかではなく、
義体化した少女達とその周辺の大人達の少々切ないエピソードこそがメイン。
ふと、過去の話に飛んで行くのは先日読んだNARUTOと同じ。
過去のエピソードが、今を形成している、そんな見せ方が上手で丁寧な印象。
これはこの人に限った話ではないけれど、
そういった時系列が飛んで回想シーンとかに入るマンガに置いて、
読み手はなぜそれを回想シーンとすんなり解釈することができるんだろう、
っていうことを、この作品読んでたら気になった。
1つは明らかに過去の話だよって断りがあって始まるパターン。
5年前、、、とか書いてあるやつね。
そんでもって、キャラクターの特徴が違ってたりするのも1つのシグナル。
例えば昔は髪が長かったとか、今は隻眼だけど、両目見えてる、とか、
髭の有無とか、服装とか、まぁ数え出せばきりがないけど、
キャラの特徴に変化を与えるってのはわかりやすい。
で、さらにこの作品とかでやられているのは、コマの縁(枠)の色を変えること。
現在のお話は白枠で、回想シーンは黒のべた塗り。
ページ全体の印象が全然違う。
普通に読んでると最初のうちは気づかないけど、
回想シーンに何度か入ると、なるほどって気づく。
そんな表現上の工夫を見つけて行くのも
マンガ読むときの面白さの一つだと思った。
物語としてはまぁまぁ。
義体化した少女に共感する所があっても、
いまいち、大人達に感情移入できないのが
この作品の物足りなさかもしれない。
大人側の苦悩にも共感できたら素晴らしかったのだけど・・・。
GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガーガール) コミック 全15巻完結セット (電撃コミックス)
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