えすとえむは元々BL系の作家なんだけど最近は一般ものも書いてる。
『このたびは』は結婚がテーマの短編集。

- 作者: えすとえむ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
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そういえば2012年のこのマンガがすごい、オンナ編の3位に
『うどんの女』がノミネート。

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『うどんの女』は知り合いで絶賛している女性がいたけど、そんなに?って感じだった。
『このたびは』は新装版として出たのは2014年だけど、収録されている作品は
BLではなく女性誌で書き始めた頃の作品を集めたものらしいので、
『うどんの女』よりも昔の作品集ってことになるらしい。
で、やっぱり男の自分はそこまでハマる感じは無いのだけど、
ところどころに才能を感じたりはする。
キャバ嬢の妹が妊娠して、一人で生む決意で実家に戻ってくる「ススキ」って話があるんだけど、
けんかしながら姉が妹に向けて放つ一言が超リアル。
言わないどいてあげようと思ったけど
どうしてお父さんもお母さんもあんたを責めなかったと思う!?
皆 思ってるからだよ!?
「ああやっぱりそうなったか」って
P.124 - P.125
なんかこのシーン、この感覚のリアルさ、
そして言ってすぐ言わない方が良かったと思う感じとか、
こういうの掬い取れるのは才能だと思う。
なので別に全般的に面白いとは思わないんだけど、
その感性にちょっと期待したくなってしまった。
『うどんの女』も、もういちど読んでみようかな。
今読んだら、ちょっとした発見があるような気がする。

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