『ぼのぼの』の人なんだけど、最近の作品は重い。
この作品も生と死、神ってなに?みたいな宗教臭い話。
- 作者: いがらしみきお
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人の中へ入り込んで行くことができる不思議な能力を持ったイサオと、
なぜ自分が生まれてきたのか、と疑問を持っていた雅彦。
二人の神様を探す旅のお話。
農場の疑似家族とかは洗脳された集団の同調圧力と云うか、
洗脳していくプロセスがリアルで面白かった。
本作のキーワードは「見れば、そうなる」
それと人は言葉で認識しているってこと。
自分の認識している世界を作り出しているのは自分自身。
人は言葉で視ているのだな。
認識は言葉に制約される。
イヌイットは白を表現する言葉がいくつもあるって話も同じ話だな。
言葉の分しか認識できない、とすると
家族ですら同じものを視ていても違う世界に生きているんだよなぁ。
一体どんな世界を生きているんだろう?
語彙の少ない人とか明らかに違う世界なのかな・・・
それを表す言葉を知らなければ、それを認識することも出来ない。
それはきっと物質的なことだけじゃなく、感情もそうだと思うんだけど。
ただ、この作品ではその逆で、どちらかというと人は言葉から離れて
物事をそのまま捉えることが出来なくなっているっていう文脈。
それはもうとても難しい話で、我々はありのままに視るなんてことは普通出来ない。
というわけで、生と死、神とは?みたいなテーマのはずなんだけど、
どっちかというと認識論的なお話として読んでた気がする。
まぁ、面白くなくはないけど、こういう固くて重い話は疲れちゃうから、
元気があるときじゃないと読めないね。
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