あゆみBOOKSが好きだったんだけど、
社員が選ぶ売りたい文庫で堂々の1位に輝いたのがこの作品。
もちろんかなり昔の作品なのだけど、筒井康隆は今なお通用する面白さということ。
普段、推理小説は全然読んでいないから、素直に読んで素直に騙されてしまった。

- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1995/01/30
- メディア: 文庫
- 購入: 29人 クリック: 238回
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この作品自体に作家が仕掛けたトリックがあるんだよね。
読んでる最中にどこかで違和感は感じるんだけど・・・。
あと、作家によって仕掛けられた罠によって、
この障害者がなんでこんなにモテるんだろう、って不思議に思うよね。
その発想自体に少なからず差別意識が含まれているんだけど、
無意識の差別意識を浮き彫りにするというか、
人が被ってる偽善の仮面を剥ぎ取るような試みが
これまた筒井康隆っぽいのよね。
SFや推理小説は疎いんだけど、読めば読んだで面白い。
でもなんか今さらがっつり読む気にもならず・・・
いや、いつかはという気持ちが無いわけではないんだけど、
やっぱりどっぷりハマるなら中高生のうちにもっと読み漁るべきだったなぁ、なんて思ったり。
子供がそれくらいの歳になったら一緒に読み漁る、とかもいいかもなー。

- 作者: 筒井康隆
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