とりみき、最近あまり名前を見ないけれど、
サブカル臭のする多才な漫画家のイメージ。
まぁ、勝手なイメージなのだけど、
アマゾンで出てくる書影を眺めていると、
いろんな作風がありそう。。
トマソンの罠 (LEGEND ARCHIVES―COMICS)
- 作者: とりみき
- 出版社/メーカー: チクマ秀版社
- 発売日: 2006/05
- メディア: 単行本
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でも、基本的にはSFでサブカルでシュールっていう
大雑把な把握で大きくずれてはいないと思う。
この本はチクマ秀版社というマイナーな出版社が出した
LEGEND ARCHIVESというシリーズで、
とりあえず3冊出たうちの1冊。
トマソンは赤瀬川源平の超芸術トマソンのこと。
80年代サブカルチャーの香り。
- 作者: 赤瀬川原平
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1987/12
- メディア: 文庫
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この作品自体もトマソンみたいなもん、とかいうと怒られるかもしれないけど、
そもそもほとんどの人間にとって、世の中に無数ある作品1つ1つの存在意義なんて
無いようなものな訳で、作品はすべからくトマソン的な存在なんだよな。
ただ、そんな無用の長物なはずの作品達から強烈に影響を受ける人もいる。
作品にはそういう力があるよね。
でもそれ自体はとてもパーソナルな体験で、必ずしも再現性があるわけじゃない。
だから本の価値ってとても難しい。
商業的な成功とは必ずしも一致しない。
売れなくても誰かの人生を変える本というのはあるわけだ。
でもその本は大多数の人にとってはどうでもいい本だったりする。
なんでこんなこと考えてるのか良くわからないけど、
とりあえずトマソンなのだよ。
本も、出版業界も。
トマソンの罠 (LEGEND ARCHIVES―COMICS)
- 作者: とりみき
- 出版社/メーカー: チクマ秀版社
- 発売日: 2006/05
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