少女マンガの源流、大島弓子。
かつて彼女の選集が刊行されており、とりあえず買った。
少女マンガはさっぱりだけど、いつか読むかもと思ったので。
大島弓子を絶賛する人は周囲に多いのだけど、
自分自身は、ほとんど大島弓子未体験なのだ。
で、選集を読んでみたりしたのだけど、
やっぱり手塚治虫全集とかと同じで古い作品って
必ずしも今読んで面白いわけではないのよね・・・。
というわけで挫折気味だったのだけど、
特集された雑誌とかが昨年出てたりしたもんだから、
再び読んでみようと思い立った次第。
- 作者: 大島弓子
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 1986/04
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 43回
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要するに源流なのだね、少女マンガの。
兄妹の禁断の恋とか不治の病とか、
なんかそういう少女マンガ的ステレオタイプの
原型がこの人の作品の中にはたくさんある。
兄への想いを日記に綴っちゃったりして、継母にバレて
きたならしいっとか言われちゃうわけよ。
他にも未婚の母とか、今となってはちょっとコテコテすぎるくらいの物語。
ん?でもこのちょっと過剰なまでのドラマ性、なんかに似てるなと思ったら、
あれだよ、韓流ドラマだよ。
わかりやすい悲劇、都合の良い奇跡。
そういうもんだと思うと、俄然楽しくなってくる。
こういう謎なシーンを見つけるのもまた楽しい。
- 作者: 大島弓子
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- 発売日: 1986/04
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