ちょっとマンガの品揃えが充実している書店に行くと、
この4冊揃いがででーんと鎮座していることが多い。
そう、1冊1冊がめちゃんこ分厚いやつ。
とにかく新井英樹のイメージって、いい感じの本屋に置いてある超分厚い人。
そしてその分厚さと同じくらい暑苦しそうな雰囲気がプンプンしていて、
見てみたいんだけど、読む方も気合い入れないといけなそうな雰囲気。
そんで、いつか読もうと思ったまんま何年も過ぎていた。

- 作者: 新井英樹
- 出版社/メーカー: 太田出版
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各巻こんな表紙だしね、まぁ暑苦しそうだよね。
その間、この作品をめっちゃオススメしてる知人がいたりして、
気にはなっていたのだけど、つい最近まで手つかず。
で、満を持して読み始めたわけだ。連休あったし。
そしたらまぁ、これがなかなか面白い。
端的に言うと絵から推測できる通りバカで不器用だけど、心は熱い男の成長物語。
で、こういう作品ってのは通常主人公が困難や理不尽を前に、その時々の正義、正論を
持ち出してガッツと根性で解決、成長していくってのが話の型なんだよね。
でもこの作品がユニークなのは、そういう正義正論ってのが、そいつの思い込みや独りよがり、
結局自己満足でしかないよね、っていう距離感があるところ。
ちょいちょい作者が主人公の正義を突き放す瞬間があって、
物語が一気に深みを増すというか、とても複雑な味わいになる。
なぜか最後の方はこれ、刃牙かよってくらいバトル物な展開になってるけど
まぁそこらへんはご愛嬌って感じか。
いつかもうひとつの分厚いやつ、『ワールド・イズ・マイン』にも挑戦しよう。

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