不倫。
倫理的ではない関係だから不倫というのかしら。
でも仕方ないの、道ならぬ恋は燃え上がってしまうのよ。
でも実際不倫報道されるとみんなしたり顔で不倫は良くないっていうのよね。
大好物なくせに。
物語の題材としては洋の東西を問わず大人気のテーマ。
しかし、ここまでスケールのでかい不倫物語はなかなかないぞ!
- 作者: 篠原千絵
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/02/04
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なんてったって、旦那がオスマントルコの皇帝だもの。
奴隷からスレイマンの後宮に献上され、スレイマンからも愛されるものの、
心は奴隷の身から救ってくれたご主人様に恋い焦がれる。
でも、あなたを皇帝に献上した張本人はそいつですからね・・・。
で、男の方も献上したくせに恋い焦がれちゃう。
スレイマンの寵愛を一身に集め、めでたくご懐妊となったのに
どっちの子かわからないという何ともけしからん展開。
そしてこのけしからん状況を、最高に面白いマンガに仕立て上げてくれる篠原千絵。
最強の寸止めマンガ『天は赤い河のほとり』を描いた篠原千絵だが、
本作では寸止まらない。
寸止まらない結果、女の描くセックスのいやらしさというか、
美化されたエロさみたいなものがたまに炸裂する。
なんて言ったらいいんだろう、この感じ。
ちょいSのイケメンっていうスレイマンの設定とか、それに責められるMの主人公。
恥じらい見せながらもやってることは超スケールのでかい不倫ですからね。
全く貞淑でも何でもないんだけど、スレイマンは私の夜鳴鳥とか呼んじゃって、
声出させようと責める。
何でそんなに声出させようとするかって、不倫相手がドアの外にいるから。
わざとドア開けて責めたりすんのよね。
この、あぁ、ダメよダメダメって言いながらしっかりやることやってしまう感じって、なんかすごい女性っぽい。
私は悪くないの、仕方なかったのよ、という声が今にも聞こえてきそう。
そしてそういう状況のための様々なファンタジックな設定及び演出。
「ロマンチック・エロ」*「仕方ないすけべ」これが女性受けする鉄板要素なんではなかろうか。
しかし、題材の持ってき方がユニークだよね。
オスマントルコ、興味持っちゃうよ。
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ざっと検索してとりあえず買ってみたのはこの辺。
というわけで、男性も是非!!
- 作者: 篠原千絵
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