言わずと知れた漫画市場に燦然と輝く名作、というか超怪物作品。
連載終了は1995年、それから20年以上経過した今でも新しいアニメが放送され、
映画化され、ゲームが作られている。
売れている作品は数あれど、これだけ長期間、ビジネスとして展開され続けている作品は滅多にない。
(他にはドラえもんとかごく一部のタイトルに限られる)
ジャンプ作品の中でも異様なまでの長寿作品で、
最もゲーム化された作品としてのギネス記録も持っているらしいし、
2016年、版元である集英社にはドラゴンボール専門の部署が立ち上がったらしい。
まぁ、今までなかったの!?って感じだけど、
改めてドラゴンボールという遺産に目を向けるということなんだろうか。
という訳で世代を超えて愛されているこの作品、
改めて読んでみると、たったの42巻しかない。
魔人ブウみたいな正直蛇足っぽいところも合わせて42巻しかないんである。
これだけの物語をたった42巻で描くっていうのは、
それだけ、物語が濃密かつスピーディに展開されるということ。
フリーザ編まではあっという間な感じで一気読み読みしてしまった。
読み返して思うのは、毎年ゲームになっているとは言え、
少年時代の物語は風化していっている気がしたこと。
今読んでも個人的にはピラフ一味とか、レッドリボン軍とかのあたりも面白いと思うのだけど、
少年時代の悟空は最近あまり商品化されていない気がする。
そう思うと改めて、集英社が専門の部署作ったってのも妥当なのかもしれないよね。
確実に風化は始まっているから、次の世代にどうドラゴンボールを伝えていくか考えないといけない。
おそらく、少年時代のお話そのままだと、現代っ子には受け入れられなのかな?
調べたら、ドラゴンボールSDとか、ドラゴンボール超とか、
今の人たちに向けた展開を模索しているみたい。
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- 作者: とよたろう,鳥山明
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それらは鳥山明が描いてる訳ではないのだけど、
果たしてどんな感じなんだろう??
気になったから今度はそっち見てみる予定。
そして本当に個人的な思い出だけど、
小学生でアニメのドラゴンボールを夢中で見ていた自分は、
ジャンプに連載された原作が随分先のお話をやっているというのが衝撃だったことを鮮明に覚えている。
蕎麦屋にあったジャンプで見てしまった先の展開、
その中でも超絶印象に残っているのは、ナッパがめちゃくちゃ強くて、
みんなやられちゃうんだけど、そんなナッパをベジータがいとも簡単に殺すところ。
純粋な少年だった当時、あれは衝撃的だったなー。
えー仲間殺しちゃうのーって衝撃と、
あんなに強いやつを一瞬で殺せちゃうくらいベジータって強いの??
だとしたらもう悟空でも勝てないんじゃないの、とか
子供心にとても心配してたことを覚えている。
それと今回、デジタルのカラー版で読んでみたんだけど、
カラー版、意外とイイね。