手塚治虫の全集を読み漁るキャンペーン実施中。
で、読んだのが『白いパイロット』
週刊少年サンデーの連載作で、『キャプテンKen』の後に書かれたものらしい。
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 手塚プロダクション
- 発売日: 2014/04/25
- メディア: Kindle版
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地下の奴隷施設に送られるはずだった双子の赤ん坊のうち、
一人が偶然その国のお妃様に救われて王子として生きる。
もう片方は奴隷として生きる。
というちょいとドラマチックな設定で期待したのだけど、
本人があとがきで書いてある通り、後半グダグダに。
双子だと思っていた二人は、実は一人とそのコピー人間だった、みたいな
SF設定が入ってきて、複製マシンみたいなやつが壊れると、コピー側は消えてしまう、とか。
でも、どっちがオリジナルでどっちがコピーかわからない、
これもネタとしては結構良い可能性をはらんでいる気がするのだけど・・・
ダメダメなのはそこから二人がなぜか戦いだすところ。
まったくもって意味わからん。動機も。
困ってくると作者のご都合主義で変な設定とか展開が頻発するってのが
この辺の時期のダメなところ。
実際、読者からの人気もイマイチだったみたい。
まぁ漫画の神様も万能ではないってのは、むしろ好感持てるけどね。
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