手塚治虫の初期SFの名作と言われているらしい!!
アマゾンのレビューも絶賛されとる。
確かに、当時こういった物語は斬新だったんだろうなぁ。
すごいと思うよ、実際。
でも今読んで面白いかは別の話じゃ。
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 手塚プロダクション
- 発売日: 2014/04/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 手塚プロダクション
- 発売日: 2014/04/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
ちなみに、この作品と合わせてSF3部作として世評高いのは
メトロポリスとロストワールドね。
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 手塚プロダクション
- 発売日: 2014/04/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 手塚プロダクション
- 発売日: 2014/04/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
どちらも同名の映画はあるけど、内容は全く関係ない。
パクってないよ、と本人が後書きでも力説してました。
メトロポリスは、タイトルと写真でみたワンシーンから着想を得たらしい。
ま、それはそれとして、来るべき世界である。
原爆実験の放射能の影響で変異した謎の生物フウムーン、とか
地球滅亡に際してのノアの箱舟みたいな話とか、
とにかくスケールがでかく色々な要素が詰め込まれている。
詰め込みすぎなくらい詰め込まれているというこの密度の異常な高さは
初期手塚治虫の特徴。
それぞれの要素で物語作れますよっていう濃いテーマを
これでもかと放り込んでくるから、正直とんでもなくごちゃごちゃした話になる。
でもそれもそのはず、手塚治虫本人のあとがきによると、
元々1000ページあった原稿を400ページに短縮しているんだそうな。
そのせいで前半がよくわからないオムニバスみたいになってしまった、とボヤいてた。
ご本人がおっしゃる通りで、正直前半戦は1つ1つのエピソードが
ものすごくあっさり、すごいスピードで展開していく。
ちょっと話飛びすぎじゃない??ってくらい。
まぁ、そんだけページ削ればそうなるよね。。。
だとするとオリジナルの物語が読みたい!ってのが人情だけど、
使わなかった原稿は、遊びに来たファンとかにあげちゃったりして
散逸してしまったらしい!!!
いやー、なんともったいない。。
最初の1000ページが一体どんな展開だったのか、、、
幻の作品に思いを馳せたくなる、そんな作品でした。
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 手塚プロダクション
- 発売日: 2014/04/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 手塚プロダクション
- 発売日: 2014/04/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る