子供の頃、聖闘士星矢が大好きでした。
アニメを夢中で見てて、ポセイドンの続きがあるらしいのに、
テレビではやらないってのが信じられないって思ってた。
そんな思い出深い聖闘士星矢から生まれた作品がこれ。
原作に設定上存在した、243年前の前聖戦が舞台になってる。
だから出てくる黄金聖闘士も昔の黄金聖闘士なんだな。
そして前聖戦においてもアテナ、ペガサス、ハーデスは数奇な運命を辿る。
まぁ正直メフィストフェレスとかのくだりは蛇足な気がするのだけど、
絵が車田正美の聖闘士星矢ではない、というところを乗り越えられれば、
それなりに楽しめる。
そして、この星矢はペガサスと黄金聖闘士の物語。
だから黄金聖闘士を中心にした外伝も描かれたのだな、と妙に納得。
手代木さんの絵は線が細いというか繊細なタッチで、
車田正美とは似ても似つかないってのが最後まで個人的には引っかかっていたけれど、
それでも星矢ファンであれば読んでおいたほうがいい。
なぜなら、この後、車田正美先生本人が、冥王神話を描き始めるという超展開が待っているからである!
そしてそれを最大限楽しむためにはこれも読んどいた方がいいわけよ。
だって、車田先生、同じ主人公天馬とかアローンを使って、冥王との戦いを描くのに、
びっくりするくらいTHE LOST CANVASの設定無視するわけよ。
黄金聖闘士の名前も違うし。。。
こりゃあ、確かにNEXT DIMENSIONだわ、、、って感じなんだけど、
その異次元っぷりを理解するにはLOST CANVAS読んでないと始まらないんだな。
というわけで、今更私が知った読む順番としては、
④NEXT DIMENSION 冥王神話
この順で行くのが良いのではないかと思われます。
せっかちな方は③の外伝飛ばして④に行くショートカットもありだけど、
②無くして④の深みは味わえないのでそのつもりで。