『娚の一生』が少々売れすぎた感のある西炯子。
この人はなんかちょっとスケベでなかなか趣き深い。
作中ではそんなにふざけないけど、
巻末の4コマとかは自分の作品をうまく弄ってて凄くいい感じ。
作品をネタにした下ネタとか自分で描いちゃう人ってあんまりいない気がする。
西炯子はそういう下ネタも含め、ちょっと身もふたもない感じが魅力。
この作品は40歳独身女の不倫劇なのだけど、
まぁ、リアルにこういう感じの40で独身女性増えてそう。
ていうか職場にも多い。
本人達はそれはそれで人生楽しんでる風だけど、
人生すべてトレードオフだからね、得るものがあれば失うものもある。
でも、誰もいなかったら寂しくないんかな、
自分としてはそんなの想像つかないけど・・・
- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/05/07
- メディア: Kindle版
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- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/11/10
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こう言うのを見ると、
不倫は恋愛や結婚とは別物で、
独自のルールと節度を守ってやりましょうって感じがする。
まぁ良くないことではあるのだろうけど、
当人同士の問題だから、まぁやるならうまいことやりなよってことなのだろう。
ただ、この作品は最後の最後に救いがあるけど、
現実はそんなもんないから、夢見ない方が良いし、
夢見せない方が良いよね、とは思った。
独身の不倫と、既婚の不倫もまた傾向と対策に色々と違いがありそうだよなぁ。
ちなみに、いつも通りって感じだけど、途中なんかいらんゴタゴタがある。
8巻というボリュームはちょっと長過ぎたのかも。
6巻くらいでコンパクトにまとまってたらもっと良かったのに、とは思う。
結局、西炯子って今の女性にとってのファンタジーなんだろうな。
不倫願望だったり、なんか言い寄られるっていうのを、
どこかで求めつつ、それをこういう物語で消費してるんだろうか。
いつか、しょーもないギャグマンガとか描いてみてほしい。
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