Book Select 本を選び、本に選ばれる

読んだ本にまつわる話を書き綴っていくことにしました。マンガが大半を占めていますが小説も好き。マンガはコミックで読む派。本は買って読む派なので常にお金と収納が足りません。例年1000冊以上コミック読んでます。ちなみに当ブログのアフィリエイト収入は昔は1000円くらいいった時もあったけど、今では月200円くらいです(笑)みんなあんまりマンガは買わないんだなぁ。。収入があった場合はすべて本の購入に充てられます。

1953年、60年以上前に描かれた『はたらく細胞』みたいなお話! 手塚治虫/38度線上の怪物

38度線上の怪物と言われると、北朝鮮と韓国の国境線、
北緯38度線板門店のことを思い浮かべるけど、全く関係ない!

これは誤認されると自覚した上で意図的につけられたタイトルらしい。
じゃあ38度線って何?ってのは体温のこと!

38度線上の怪物 (手塚治虫文庫全集)

38度線上の怪物 (手塚治虫文庫全集)

38度線上の怪物 (手塚治虫漫画全集)

38度線上の怪物 (手塚治虫漫画全集)

医者らしい発想の物語で、
体内での結核菌と白血球の戦いを描きながら体の中を旅するお話。

確かに手塚治虫の全集は今読んでもつまらんものも多いけど、
物語の型というか、いろんな発想の原型が詰まっている。
で、それ自体はきっと今でも通用するものなんだよね。
そこがすごい。

この38度線上の怪物の発想自体は現代でも有効だってのは、
まさに『はたらく細胞』が体現していると思う。

はたらく細胞(1) (シリウスKC)

はたらく細胞(1) (シリウスKC)


これぞ現代版38度線上の怪物と言えるのでは。

きっと手塚治虫の全集読んで、この発想を現代的に翻案すると・・・なんて考えていくと
いろんな物語が生まれてくる気がする。


38度線上の怪物 (手塚治虫文庫全集)

38度線上の怪物 (手塚治虫文庫全集)

38度線上の怪物 (手塚治虫漫画全集)

38度線上の怪物 (手塚治虫漫画全集)