ビッグデータ、機械学習、ディープラーニング、AIと、
猫も杓子もそんなようなことを口にしだしている今日この頃だけど、
AIをテーマにした近未来の世界を描いた作品。
チャンピオン連載ということで、まぁややマイナーなのだけど、
IT少しでもかじってるような人たちには楽しめる作品のはず。
- 作者: 山田胡瓜
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2016/04/08
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (4件) を見る
[まとめ買い] AIの遺電子(少年チャンピオン・コミックス)
- 作者: 山田胡瓜
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
UI/UXの世界で著名な深津貴之さんが
めっちゃオススメしてて、静かに盛り上がってきている感じ。
確かに素晴らしい作品だから、うまくプロモーションしたらもっと売れるはず!
ていうか、もっと売れて欲しい!!!
と、自分も読んでみて全力応援モードになったのでした。
Kindle読書日記 「AIの遺電子 6」。最新刊出るなど。相変わらずテック系の人は全員必読すると良い感じです。秋田書店さんから、ご贈本いただきちゃいました。多謝。https://t.co/lJ7abvBX56
— 深津 貴之 (@fladdict) 2017年6月8日
お話の世界はAIが当たり前のように実用化された近未来。
人とロボット、そしてその中間に位置するヒューマノイドがいる世界。
そして、人とロボットの境界線ってなんなのだろう?というテーマが
1話完結型のお話として次々と繰り出される。
読んでる感覚としてはブレードランナーの変奏曲をすごい勢いでたくさん見ている感じ。
- 発売日: 2013/11/26
- メディア: Amazonビデオ
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2017/09/20
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (1件) を見る
1話、1話示唆に富む内容でこのクオリティを維持し続けているのは結構驚異的。
正直2、3巻でネタ切れるかな、と思ったんだけど7巻まで出た今でも面白い。
電脳を移し替えれば、それは同一の人なのか、とか
自分の記憶なのか、作られた記憶なのか、とか
脳や感情に対してパッチを当てるように修正していくことが可能になったとしたら、
それは自由意志があるって言えるのかな、とか
ロボットには人間らしい振る舞いを禁止する必要があるとか、
もうほんと様々なテーマ、アイデアの宝庫。
そして、これってもしかすると自分たちが生きてる間に
現実の問題として直面することになるのかもしれない世界なんだよね。
読後感はAIをテーマにした星新一のショートショートを読んでる感覚なんだけど、
最近読んだ別の漫画でもなんかアイデンティティー系の話あったなー、って思ったんだよね。
- 作者: 星新一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 60回
- この商品を含むブログ (57件) を見る
なんだっけなーって考えてたら、思い出しました。
全然、違う作品なんだけど、こちらも注目の作品、『亜人』でした!
- 作者: 桜井画門,三浦追儺
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/03/07
- メディア: Kindle版
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
死なない/死ねない 亜人が人類から迫害されてる話なんだけど、
亜人はどんな傷を負っても再生できるのよね。
だから頭切り離されると頭が再生しちゃうわけ。
でも、頭が再生しちゃった亜人は果たしてそれまでと同じ人と
言えるのだろうかっていうテーマがあの作品にも潜んでいるんだよね。
アイデンティティ問題を孕んだヒット作品がじわじわ増えて来ているような気がしていて、
それもまた世相を反映しているって言えるレベルまで売れるかどうか、ちょっと注目してる。
いずれにせよ、『AIの遺電子』もっと全力で口コミが広がると良いなぁ。
すごく楽しみな作品。
未読な方は今すぐ1巻読んでみることをお勧めしますよー!!
- 作者: 山田胡瓜
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2016/04/08
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (4件) を見る
[まとめ買い] AIの遺電子(少年チャンピオン・コミックス)
- 作者: 山田胡瓜
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る