昭和のラブホテルはちょっとアホじゃないかというくらい
非日常で大掛かりな設備があったのだけど、今や法的にもそういったラブホテルは作れないらしく、
昭和のラブホは歴史的な文化遺産といっても過言ではない。
そういったラブホテルを写真に収め、記録したのが『日本昭和ラブホテル大全』だ。
そしてそういったラブホテルが生まれた歴史を丁寧に追ったのが『ラブホテル進化論』で、
両方合わせて読むとすこぶる面白い。
- 作者: 金益見,村上賢司
- 出版社/メーカー: 辰巳出版
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: 金益見
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
「ラブホ界のウォルト・ディズニー」=亜美伊 新
そもそも昭和のド派手な回転ベッドで鏡ばり、みたいなラブホは現行法では作れないらしい。
となると、残されたものを慈しむしかないということ。
乗り物ベッドなど数々の奇抜なデザインを生み出した
「ラブホ界のウォルト・ディズニー」という異名をもつデザイナー亜美伊 新の存在も本書を読んで初めて知った。
そもそもこの異名、凄すぎない?
「ラブホ界のウォルト・ディズニー」ってパンチ効きすぎだよね。
そんな亜美伊 新さんのオフィシャルサイトはこちら。
(ごく一部の作品が見られます)
正式な作品集とか出した方がいいと思うよ、ほんと。
かなり儲かる商売として広がった
1日に何回転もする訳で、やってみたら超儲かったって感じらしい。
それで儲かるからやってみない?みたいに一気に広がっていった模様。
経営者としては現金管理が悩みの種だったらしいけど、
部屋で払えるキャッシュディスペンサーが開発されてその悩みも解決されたとかいう
エピソードも非常に面白い。
それまでは来客数のエビデンスもない訳で、従業員がピンハネし放題だったってこと。
それでも儲かったってんだからすごい。
- 作者: 金益見,村上賢司
- 出版社/メーカー: 辰巳出版
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: 金益見
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る