小池一夫原作、井上紀良作画の古き良き昭和の漫画。
読み出すきっかけを掴むまで積ん読になりがちだけど、
読み始めるとすこぶる面白い。

- 作者: 井上紀良,小池一夫
- 出版社/メーカー: グループ・ゼロ
- 発売日: 2017/02/28
- メディア: Kindle版
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- 作者: 井上紀良,小池一夫
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やっぱりこの時代の漫画って今よりももっと自由で荒唐無稽だよね。
こういったポジティブな荒唐無稽さが最近のマンガって本当にないよなぁ。
緻密でしっかりした構成の漫画ももちろん面白いけど、
でも読んでてちょっと疲れるって部分もなきにしもあらず。
その点、デュエットはあんまり頭使わないで読めて楽しい。
わかりやすいセックス&バイオレンスなんだけど、
やっぱ本作最大の見所は途中から物語が全然違う話になっていくところ。
当初は日本の大財閥の金や権力を奪い取ろうとする輩から、跡を継ぐ娘を守る話。
そのために孤児だった主人公は中東の暗殺教団サッグで育てられたって言う設定。
(しかも後ほどサッグのトップ=教主だったことが判明!)
血は繋がっていないけど、弟として姉を守る!
姉には欲情しないよう催眠かけてある、とか言う設定なんだけど、
色々あっていきなりその催眠も解く流れになっちゃうんだな、これが。
で、その姉ってのがもんの凄いツンデレなんだけど、
欲情する弟に体は許しても心は許さない!!とか言い出しちゃう。
でも、この超ツンツンキャラクターもまったく別人なんじゃないかってくらい途中で変化する。
その落差たるや・・・。
と言う訳で、ひとまず財閥っぽい話が終わって、次の展開に入るまでは読んで欲しい。
何事もなかったかのように話が進んでいって、この頃の作品お決まりの唐突なラスト。
でもきっと読後感は爽快なはず。

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