アレクサンドロス大王に使えた書記官エウメネスの物語。
デビュー前から温めていた企画らしい。

- 作者: 岩明均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
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愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶというが、
この前出た出口さんの本と言い、歴史というのはとても面白い。
歴史のなかには偉人があり、偉人には物語がある。
そういえば、仮面ライダーゴーストも偉人の魂を使って戦う話。
なんか歴史や偉人伝は2016年現在、再びブームなのかもしれないから
この作品もさらに脚光を浴びちゃうかも!?
思えばキングダムも大ブレイクしてるしな。
アンゴルモアも要注目作品。
少なくとも歴史物って男性にはウケがいい。
普段マンガ読んでない層も取り込める。
さて、本作におけるエウメネスは基本的に無自覚。
自分の力にも、出自にも無自覚。
無自覚だった人が色々と突きつけられる話でもある。
自分の能力に無自覚に優秀なやつ、それが天才かもしれないね。
で、色々あったけど、9巻まで出ている現在、
エウメネスの能力はまだそんなに活用されてない。
これからどこでその才能を開花させるんだろう。
それが楽しみであると同時に、
基本的にとても地味な物語なのだけど、
それでも楽しいから不思議。
文化の違いとかダイバーシティをさらっと表現する所とかとても上手。
文化がちがーうのギャグはこの作品ならでは。
感情表現も基本淡々とした中に入ってくるから、独特の雰囲気。
感情移入するというよりは、観察者の視点なんだけど。
ば〜〜〜〜〜〜っかじゃねえの!?の名シーンが
醸し出すこのカット割りと言うか、コマ運びの独特な雰囲気は
どう説明すればいいんだろうなぁ。
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- 作者: 塩野七生
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とりあえず、この作品読んでたら、塩野七生の本とか一気読みしたくなる。
そんでもってちょっとこの辺の時代のもの展示してる博物館とか行きたい気分。
願わくば、もっと早く書いてください・・・。

- 作者: 岩明均
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